検定試験を受ける意味

商工会議所の検定試験が近づいて来ました。(2月12日、あと10日です。)

私が子供の頃は、まだ珠算の検定試験には「資格」としての価値があり、「銀行に就職するには珠算三級を持ってないと入れない」と言った話も聞いたことがあります。

その頃の珠算教室(私の母の時代)は「珠算検定試験に合格するため」のものでした。だから検定前になると授業も(先生の)熱気が増し、まさに手取り足取り指導して「何が何でも合格させるぞ」とやっていたものです。

でも今は検定試験に「資格」としての価値はありません。では、なぜ検定試験を受けるのでしょうか?

1つ目は目標づくり。ただ単に「上手になるために練習しなさい」と言ってもわかりづらいですよね。「今度の検定試験に合格できるように練習しよう」「そのためには苦手なわり算を特訓しよう」といった明確な目標があった方が子供たちも練習に身が入りやすくなります。

2つ目は力試し。昔からある試験なので「3級合格した」と言えば本人も周りもどのくらいの実力なのかがわかり易いですよね。

そして3つ目は目標達成のための模擬体験。検定試験に申し込んでからの約一か月間に「試験に合格するためにはどうしたらいいのか?」「何を練習しなければならないのか?」「わり算をいつも間違ってしまうけれど、なぜなのか?」と自ら考えて練習し、そして「合格」という目標を達成することで、今後の(ソロバン以外の)いろいろなミッションに対しても自分で「あと何が足らないのか?」と計画を立てて目標達成できる人になって欲しいと思っています。

「自ら」と書きましたが、もちろん人の力を借りることも必要です。わり算のやり方がよくわからない子は何度でも先生に聞いてください。

ただし、「いつか先生が教えてくれるだろう」とわからない問題をわからないままにしている子にはこちらから教えることはしません。そういう子に手取り足取り教えてあげて合格させるよりも、かえって「自ら考えて練習してこなかったから検定試験に落ちてしまった」という失敗体験をした方がその子のためだと思うからです。

「先生はみんなが試験に落ちても痛くも痒くもありません。」「落ちてつらいのはあなたたちです。」「わからないところをそのままにしておくような気の抜けた練習をしているような子は落ちてしまえばいい。」といつも言っています。

思っていたより長文になってしまいました。今回はここまで。

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